白髪染めに使用される「ヘナ」について
白髪染めの素材として古くから使用されている物にヘナがあります。このヘナとはミソハギ科の植物です。
和名は指甲花(シコウカ)・ツマクレナイノキ・エジプトイボタノキ。学名は「Lawsonia inerma」といい、主にマニキュアやヘナタトゥー等の染料として、古代エジプトの時代より使用され続けてきたハーブの一種です。
エジプトやインド、北アフリカ等の乾燥した丘陵に育つヘナは、高さ3メートルから6メートルほどの低木です。白やピンク系の花で、長さ2センチ、幅1センチほどの葉を付けます。
その葉を乾燥させて粉にしたものを水などで溶かしたものが古くから髪や眉、爪や手足などの染色やペイントに使用されています。
染料となるのはローソンという赤色やオレンジ色の色素で、その色素がたんぱく質に絡みつく性質を持っています。そのために、毛髪や皮膚に色が付くのです。かの有名なクレオパトラもヘナで爪などを染めてマニキュア代わりにしていたそうです。
このヘナは染色以外にもさまざまな効能があります。豊かな髪を作る効果や頭皮のフケ・かゆみなどを予防する効果、手足などの皮膚を紫外線から守る効果や便秘が治る、更年期障害やPMSを緩和したりする効果など、実に様々な効果があります。
ただ、そういった効果のメカニズムは現在はまだまだ解明されていません。こういった経歴を持つヘナですが、現在でも白髪染めに使用されているのです。古くは古代エジプトのクレオパトラの時代より長らく使用されて、また現在でも使用されているヘナ。
悠久の時を経てもなお健在なんて、なんかいいなと思いました。
Posted on 10月 13th, 2011